茨城県つくば市
丸い中庭のある住宅のような医院
施主は大学病院勤務の内科医でふるさとのご両親の医院を建て替えて新たに開業するために建築されました。敷地はつくば市の中心部から車で約10分程西に行った大谷石の堀と大きな長屋門がまだ残る静かな田園地帯です。医院部分は砂岩で覆われた平屋建てで、受付、待合い、診察室、などの各部屋が建物の中心に位置する丸いパティオに面して配置され、診察を受ける患者さんが常にパティオ内の緑をみながら診察を受けるように考えられています。一方、住宅部分は、医院と別棟になっている2層吹き抜けのリビングとそこからブリッジでつながるプライベートな空間で構成されています。